浪速の台所を知り、なにわを味わう、黒門市場巡り(講座 前半)

日時:令和元年10月28日10:00〜12:00  場所: 黒門市場

講師:黒門市場商店街振興組合 理事長 山本善規

 

 大阪・浪速の台所「黒門市場」を名物理事長山本善規様の案内で散策しました。「黒門市場」は京都の「錦市場」金沢の「近江町市場」と食べ歩き市場として知られています。

 理事長の説明によると少しまえまでは地元の市場で大阪のプロの料理人が仕入れに行く市場というイメージが強かったそうですが、近年料理人向けに売っていた商品は、食べ歩き用に串にさして提供したり、店先にイートインスペースを設けたことでその手軽さから観光客の心を掴んでいます。
 フリーペーパーに黒門市場の情報を載せたり、英語のパンフレットを配布していく等の努力もあって外国人の観光客も多く訪れ今では観光客の食べ歩き天国となっています。3万人/日の訪問客があり、外国客が9割を占めているそうです。外交問題等で今4割の人員減ですが、売り上げは2割減に留まっている。大阪サミット、W杯ラグビー等の国際的行事の追い風もあり従来と違って欧米のお客も増えているそうです。
 最後にサプライズの贈り物として理事長の顔?・・・試食としては過分な量の新鮮な刺身が提供され参加者の顔はゆるんでいました。活気溢れる大阪の台所「黒門市場」を満喫した2時間でした。

 


地元のお宮、高津宮を訪ねて(講座 後半)

日時:明和元年10月28日 13:00〜15:00 場所:高津宮

講師:高津宮 宮司 小谷真功

 

 地元のお宮さんと親しまれている髙津宮を訪れた。 本殿で厳かにお払いを受け引き続き神楽を拝見しました。大阪市歌にも唱われています仁徳天皇を主祭神として祭られています。

 「髙津の富」、「髙津の黒焼き屋」、「遠眼鏡屋」庶民的なこぼれ話もあるように庶民的な面も伺われます。

 高津の高倉稲荷は商売繁盛の神、芸能人の人気の神としても知られており、5代目桂文枝師匠の碑も建立されています。相合坂には歌舞伎の中村鴈次郎、4代目坂田藤十郎、4代目中村鴈次郎、3代目中村扇雀の石玉垣が奉納されていました。また坂田藤十郎襲名の絵馬も奉納されています。表参道の「とこしえの船」を見物し、委員長が代表して悲願成就の縄結びをし、 最後に髙津宮プロモーションビデオを拝見して訪問を終えた。